ホーム > 新建ブログ > スタッフブログ > 事務スタッフ 鹿野 > 会いたい人。

新建ブログ

事務スタッフ

会いたい人。

2017.05.02

こんにちは(*^_^*)
新建エクスプランニング 事務担当の鹿野です♪

 

私は物語を読むことが好きで、小説や漫画など、ジャンルを問わず、普段から気になった物を読んでいます。学校からのお手紙も楽しんで読んでいます。

先日息子が学校からもらってきた手紙を、珍しくテーブルの上に置いていました。
普段は言っても出さないのに珍しいなと思い手に取ってみると、一枚は5月の予定表。
おっ!今月は言われる前に出してきたな!

もう一つは作文コンクールの受賞作が載っている手紙。
最優秀作品として紹介されていた作文に涙腺が崩壊されてしまいました。

 

題名の『会いたい人』は、神奈川県の高校二年生の女の子が「安全」「健康」をテーマにした作文コンクールに応募した作文の題名です。

 

「交通量のほとんどない信号のある交差点。そこには≪信号を守ればあなたにまた会える≫
こう書かれた交通標語が掲載されているそうです。いつも通いなれた道で普段は気にも留めていなかった彼女。

 

ある日お友達との約束の時間に遅れそうで急いでいた時、その信号が赤を示していたそうです。
交通量も人の往来もほとんどない交差点。

遅刻しそうな状況に、彼女は「ごめんなさい、今回だけは」と自転車を前に進めようとペダルをこぎ始めた途端、「危ない!」と声が聞こえたので、とっさに自転車をこぐのをやめて、ハッと顔を上げると、
すぐ隣に自転車のブレーキをぎゅっと握ったおばあさんの手があったそうです。

 

とっさに「怒らる!」と感じた彼女でしたが、
おばあさんは優しく微笑みかけながら「急いでいたのかい」「もし人と会うために急いでいたのなら、
その時こそ、しっかり信号を守りなさい。今、車が来ていたら、あなたが会いたかった人に会えなくなってしまうでしょう。それはとても悲しいでしょう」と諭してくださった。そして、「気を付けて行ってらっしゃい」と言葉をかけてその場を後にされたそうです。

 

その時、≪信号を守ればあなたにまた会える≫の意味をしっかり理解して、自分の行動を恥じ、
たとえどんな時でも交通ルールは守らなければ周りに迷惑を掛けるだけではなく、
大切な人を悲しませてしまうのだと、感じたそうです。

 

きっと、この時怒られていたら彼女の感じ方は違っていたのかもしれません。
優しく、相手の事やその周りにまで気を配ったおばあさんの言葉だったからこそ、
彼女は心を打たれたのだと思います。
ゴールデンウィーク等は特に、毎年悲しい交通事故のニュースを目にします。
混雑に遭遇する事もあるとは思いますが、周りの人達を悲しませない為にも、
交通ルールを守り、楽しいゴールデンウィークをお楽しみ下さいませ。