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工事部 尾林

寒中コンクリート作業(^^)/

2019.01.30

こんにちは

新建エクスプランニング

尾林です。

 

今回は、冬場の土間コンクリートのお話です。(‘ω’)ノIMG_1813

題名にあります寒中コンクリートとは、冬にコンクリートの施工をすることを言います。

今の時期は日中の気温も低いので、コンクリート表面の仕上がりも夏場と違い格段に遅くなります。

冬場は朝9:00時からコンクリートを打ち込んでも、仕上がる時間が夕方の5:00時頃がほとんどです(+_+)

ちなみに、夏場だと朝一から打ち込むと、昼過ぎくらいにはほとんど仕上がるのですが。。。

太陽の熱や空気の乾燥、気温の影響が季節により仕上げスピードをここまで変えてしまいます。

なので、夏場はスピード重視!・・のんびりしてると固まってしまいます。

冬場は水が引かないので待ち時間重視!・・タイミングを見ながらの作業となります。

ですが、現場の状況により機転を利かせねば・・と言う場合も!

IMG_1814

写真左にあるクーラーの室外機が運転中だと

その周辺だけファンから出る風の影響で表面の水分が乾いてしまい仕上がりにムラが出るので注意が必要です。

「生コンクリートは生きている」・・まさにその通りであります。

 

そして寒中コンクリートで最も気を付けるのは・・・

打ち込みの時間が遅過ぎると、朝方の霜とともに凍る可能性があります。

凍ってしまうとコンクリートに含まれるセメント成分と水の粒子が氷の粒子になって

結合しなくなってしまうため本来のコンクリートとしての強度が保てなくなってしまいます!

 

↓この写真のように(解りずらいですが(^^;))本来のコンクリートとは違い

表面が隆起してひび割れてしまっている状態が凍ってしまっているのです。コンクリート凍害

こうなってしまうと強度が著しく低下してしまうため

打設したコンクリートを壊して打ち直しとなってしまうので

凍結には細心の注意が必要です(◎_◎;)

これからの季節は特に冷え込んで凍りやすいので打設する時間帯やコンクリート配合の管理が大切です(; ・`д・´)

今回の現場も仕上がりは、ばっちり!完成まであと少しです。

気温の低いこの季節、品質管理を重視して良い仕上がりとなるように、頑張ります(^O^)/

 

尾林